Bluetoothモジュールを入手し、PCから通信の実験をしました。
プロファイルとしてSPPを内蔵しているものは、モジュールの設定をし、ペアリングを確立すればPC側からは、Bluetoothを意識せず通常のCOMポートとして通信できます。(PC側はUSB-Bluetoothドングルを接続)
測定器との通信は、RS232Cを使用した通信にありますプログラムがそのまま利用できます。
(RS232Cを使用した通信の各プログラムを参照してください。)
●Bluetoothモジュールについて
モジュールはRobotech社のRBT-001です。
Bluetoothモジュール外観
仕様は以下です。
・Compliant with the Bluetooth 2.0 Specification.
・Certified as an end product: no additional Bluetooth qualification is needed when using this module.
・Backwards compatible to Bluetooth 1.x versions.
・Class 2 operation (nominal range up to 30m).
・Low power consumption.
・UART Command/Data Port supports for up to 921.6k baud rate.
・Profiles: GAP, SDAP, SPP.
・ntegrated chip antenna.
・Support for Adaptive Frequency Hopping (AFH) and 802.11 co-existence.
・Small size (29x29mm).
・RoHS compliant.
・Radio Type Approved for Europe and Japan.
ペアリングが確立するまでは、コマンドモードとなり、以下のパケットフレームで送信します。
(コマンドの詳細はマニュアルを参照してください。)
Start delimiter |
Packet Type identification | Op code | Data length |
Checksum | Packet Data | End delimiter |
1byte | 1byte | 1byte | 2byte | 1byte | <Data length> bytes |
1byte |
Checksum |
●RS232C-Bluetoothモジュール回路図
BluetoothモジュールRBT-001の電源電圧が+3Vですので、RS232Cのドライバを+3Vで動作させてモジュールの信号レベルを232Cレベルにしています。
●Bluetoothモジュールの設定
上記の回路において、PCとクロスケーブルで接続します。
バイナリデータを送れる通信ソフトで設定および確認をします。
(*注意: 上記の回路の場合はPCとの接続時は、クロスケーブルが必要です。)
設定コマンド例
02 52 03 00 00 55 03 自己デバイスネーム取得
02 52 16 00 00 68 03 PINコード確認
02 52 17 05 00 6E 04 31 32 33 34 03 PINコード設定(1234の場合)
02 52 23 01 00 76 00 03 UART通信速度設定 (2400の場合)
02 52 04 09 00 5F 08 52 42 54 2D 30 30 31 00 03 デバイス名変更(RBT-001の場合)
02 52 4E 01 00 A1 03 03 イベントレポートを無効
02 52 4E 01 00 A1 01 03 イベントフィルター (デフォルト)
●R6441との通信
R6441との通信を行うためBluetoothモジュールの設定をします。
上記の設定コマンド例より
02 52 23 01 00 76 03 03 UART通信速度を9600(デフォルトなので変更していなければ送信不要)
02 52 4E 01 00 A1 03 03 イベントレポートを無効
を送信する。(この状態が、応答を返さないので、BluetoothをRS232Cケーブルに置き換えた状態に近くなる)
他は、変更する必要がなければデフォルトでOK。
接続ケーブルについて
詳細はRS232Cを使用した通信のR6441を参照してください。
接続ケーブル(簡易タイプ) | |
TXDとRXD、GNDの3本を測定器に接続 コンピュータ側にRS232C-Bluetoothモジュール回路を接続 |
*ご注意* 当ホームページに記載しています内容の使用は自由ですが、記載内容を参考に行った製作や実験等の結果について不利益・不具合が生じても 、作者は一切の責任を負いません。あくまでも 各自の責任の元で行って下さい。 |